何もないというシンプルなデザインの意味

最も美しいデザインとはどんなものでしょう?
そんな疑問に対する一つの答えは、不必要なものを極限まで削った出来る限りシンプルなもの。

ミニマルデザインのように無駄なノイズがなく
目的達成の為のバランスの取れた美しいカタチが存在している。

左右対称に代表されるシンメトリーな形は
全ての規則のもとに構成され
シンプルかつ美しさが表現されている。

図形で言えば、円のような形は
どの角度から見ても同じに見える最もシンプルで、完璧に近い究極の図形と言えるでしょう。

サイト制作や、ランディングページ制作においても
このシンプルさはとても重要な項目だと言える。

作り手側は、あれもこれも表現したい。
という気持ちで、ページや構成を複雑にしがちではあるが
実際にそれを見る人の考え方は実にシンプルだ。

「自分が知りたい情報を見つけること。」
これが、全てであり、その情報を知ることができれば
それ以外は何も必要ない。

自分が知りたい情報があるか、ないか。
そこには0か1かという2進数的な要素があると言えます。

そういう意味では
「何かを売る」に特化し、選択肢を限りなくゼロに近くしたランディングページというのは
理にかなったページの構成と言えます。

それは人生においても同じこと。
選択肢は限りなくゼロに近い方が強くなれる。
なぜなら失うものが無い、もしくは無かった分、迷い無く突き進むことが出来るからだ。

人間は選択肢が多いと迷いが生じ、選んだ後も選ばなかった選択肢の方が良かったのではないかと思ってしまう。
逆に他の選択肢がない場合は自分に残された状況の中で最大限の結果を生み出そうとする。
だからこそゼロは強い。

デザインという視点、ビジネスという視点、そして人生という視点においても
シンプルさというものは、いつも素晴らしい結果につながっている。

だからこそ、このシンプルさを突き詰めていくことが重要なのです。