補助金でのホームページ作成で申請前に準備するべき3つのポイント!

最近では、ホームページを作成する際の費用を、国や地方自治体が助成・補助してくれる様々な制度があります。また、2020年度は新型コロナウイルスの影響もあり、補助上限額が拡大されたりしているので、ホームページ作成を考えておられるお客様にとってはチャンスでもあります。

しかし、実際には制度の内容が難しく、どのように利用していいのか分からないという方も多いのではないでしょうか。

弊社でも、これまでに数々の補助金を利用したホームページ作成に携わってきましたが、すでに申請段階で煮詰まってしまわれているお客様が多い印象があります。ここでつまづいてしまうのは、とりあえず補助金が出るからホームページを作成してみようというだけで、ホームページを作成する目的が明確になっていないことが原因です。

ホームページの作成に関しては、補助金の申請や企画段階から、ホームページを通してどうしたらお客様があなたのモノやサービスを買ってくれるのかという、目的をしっかり考える必要があります。今回は、どうしたら売れるのか、さらには補助金の申請前に準備するべきポイントを説明していきます。

ホームページ作成の目的は補助金ではない!

「補助金が出るのでホームページを作りたいです!」
「補助金の申請についてもアドバイスが欲しいです!」

これらは、実際に補助金を利用したホームページ作成の打合せ段階で、弊社がお客様からよく耳にする言葉なのですが・・・

「補助金目的でホームページを作成するの?」

口に出すことはありませんが、心の中で思っていしまいます。
どうしても、補助金の申請で頭がいっぱいになってしまって、何のためにホームページを作成するのかという最も重要な目的を見失ってしまっているお客様が非常に多いです。

何のためにホームページを作成するのか一緒に考えてみましょう。

ホームページの目的と役割を明確にする

ホームページは24時間365日、インターネット上であなたの会社を案内してくれる非常に便利なツールです。しかし、何の策略もなく作成してしまうと、全く利益を生まない無意味なものになってしまいます。

ホームページの作成を考える前に、「ホームページの役割」と「ホームページの目的」について知っておきましょう。

【ホームページの役割】

ホームページといってもその役割はさまざま。なお、ホームページの役割は一つとは限らず、複数の役割を持っていることがほとんどです。代表的なものをいくつか紹介します。

  • 広告/宣伝/看板/広報
  • ホームページを通して、会社やサービス内容、商品を知ってもらう。ホームページを開設することは、インターネット上に「看板」がある状態と言えます。また、社外や社内に向けて、会社のできごとやニュースリリースを発信することで広報の役割も果たします。

  • 窓口/案内/求人/サポート
  • 地図を記載して会社やお店がある場所の案内をしたり、、サービスへのお申し込み方法を記載することで、窓口代わりになります。また、セミナーやイベント、求人募集などの内容の告知や申込フォームを設置することで、自動で受付ができたりします。その他、よくある質問などをQ&A形式にしてホームページに掲載しておくことでサポートにもなります。

  • 販売/店舗
  • 販売している商品をホームページ上で販売することで、店舗の代わりに売買することができます。ネットショップ(ECサイト)と呼ばれる仕組みを使えば、場所や時間に関係なく、全国へ商品を販売することができます。

【ホームページの目的】

ホームページ作成において、目的を明確にしておくことは非常に重要です。例えば、パンフレット代わりにホームページを作成するのと、集客のためにホームページを作成するのとでは、取り組み方や設計が大きく変わってきます。ホームページ作成を考えるのであれば、ホームページ作成の目的を明確にしておきましょう。目的も役割と同様に、複数を組み合わせて検討することが多いです。

  • 名刺/パンフレット
  • もっともシンプルな目的が、名刺やパンフレットがわりです。会社名(店舗名)、運営者情報、住所や連絡先、事業内容など、必要最低限の情報が伝わることを目的とします。また、商品やサービス内容などを記載し、パンフレットやカタログの代わりにホームページを利用します。お客様が会社の情報を得るためだけでなく、営業ツールにもなります。

  • 認知/販促/集客/リスト
  • お店や会社の存在をより多くの人に認知してもらうためにホームページを作成し、さらに、販促や集客を目的とする場合は、具体的に「お問い合わせをしてもらう」「資料請求の依頼がある」「メルマガの登録」「電話が来る」「商品を購入してもらう」「来店してもらう」など、お客様の行動に結び付けるように設計が必要です。

  • 求人
  • 最近、意外と増えているのが、求人を目的としてホームページを作成するケースです。販促や集客と大きく異なるのが、ターゲットです。就職や転職希望者が求めている情報が何なのかを考え作成することが必要になります。そのため、必要となるコンテンツも大きく変わってきます。

申請前に準備するべき3つポイント

ホームページの目的と役割を明確にしたうえで、補助金の申請前に考えるべきポイントは以下の3つです。

1、ターゲットを考える
2、どういった行動をしてほしいのか考える
3、独自の価値を考える

1、ターゲットを考える
役割や目的が明確が決まったら、ホームページを見てほしいターゲットを考えましょう。ターゲットを決める方法として、もっとも手軽なのは、あなたのお店や会社のお客様の中で、「こういう人をお客様としてもっと増やしたい!」「こういう人にホームページを見てほしい!」と思うような人物を思い浮かべてみます。 そして、その人物像や年齢や家族構成、仕事やライフスタイルなどを箇条書きでもいいので書いていきます。

ここで重要なのは、あなたやあなたの会社にとって、一番理想のお客様をまずは考えることです。現段階で来られるお客様をターゲットにすると、結局のところ今までの延長線上にしかなりません。自分の理想のお客様が来てくれる、そのために何が必要なのかという順序で物事考えましょう。

2、どういった行動をしてほしいのか考える
ターゲットが見えてきたら、ターゲットにホームページを通じでどういった行動をしてほしいのかを考えます。行動を考える際は、ターゲットがどうしてその行動ができないのか、つまりターゲットが抱えている問題や不安にはどのようなものがあるのかを考えます。
そうすると、ホームページにどんなことを記載すればいいのかが少しずつ明確になります。
3、独自の価値を考える
そして、最後にお客様の行動の決め手となる「独自の価値」を考える必要があります。ホームページでは、競合他社との差別化は必須です。競合と同じように商品やサービスをアピールしても勝つことはできません。お客様に、「ここじゃないと!」と思わせることが行動の決め手となり、さらには繰り返し売れ続けることにもつながります。

ここでちょっと余談・・・

補助金の申請に必要な企画書には、『どのような会社が、ホームページを作成し、どのような市場(市場ニーズの分析)で自社の強み(独自の価値・アピールポイント)を活かして、具体的に何をすることで収益を得る』といったストーリー展開を分かりやすく記述する事が必要です。

そして、さきほど説明した「申請前に準備するべき3つポイント」に、企画書に必要な内容が全て含まれていることに気付きましたか?そうです、しっかりとホームページの目的を考えることができれば、申請書作成のハードルもグッと下がるということです。

補助金を承認する方も、「人」です。
ただ、必要な項目を埋めていっただけの申請書と、しっかりとしたストーリーで未来像が描けている申請書、どちらが良いかは一目瞭然でしょう。

しっかりとした制作会社を選択するために

ホームページ制作の費用についても、よく質問されます。費用は高いものから、非常に低価格のものもあります。ただ、デザインやページ制作においては、価格が高いから良いものができる、低いから粗悪なものができるということはありません。

だからこそ、考えるべきなのは「伝わるページを作ることができるか」です。
ホームページも申請書も、「伝えたい人に伝えたいことが、しっかり伝わること」が最も重要です。

しかし、実際にはホームページ作成を依頼しても、しっかりと目的を一緒に考えて作成してくれる業者は少ないのが現実です。大手であっても、担当者レベルが低く自己満足サイトが出来上がってしまったという事例も多く、ホームページを作成したけど活用できていないというホームページ難民も多いです。

そうならないためにも、ホームページを作成する前にしっかりと目的を明確にすることが大切です。

「自分ではなかなか自分の魅力をうまく表現できない」
「自社のサービスの魅力を的確に見出してほしい」
「的確なアドバイスが欲しい」

という方は、ぜひ弊社にお任せ下さい!

あなたの商品の見直を的確に見出します!

弊社では、あなたのモノやサービスの魅力を的確に見出し、ホームページや紙媒体などを通して最大限に表現することで、「繰り返し売れる続ける仕組み」を構築することを得意としています。また、その内容は、「事業計画書」や「経営計画書」にも通ずるものがあります。ぜひ、一度ご相談ください。

→ メールでのお問い合わせはこちら。

[divider line_type=”No Line” custom_height=”10″]