朝刊を開くと、間にたくさん挟まっている折込チラシ。
夕方、ポストを覗くと結構な確率で入っているポスティングチラシ。
スマホを開くと、検索エンジンやSNSで必ず掲載されているWeb広告。
誰もが毎日どこかで見かけるのではないでしょうか。
「広告」と聞くと、テレビCMだったり、道を歩いていると見かける看板だったりを思い出す人も多いでしょう。

広告の定義は、主に世間に広く情報を知らせることであり、企業の情報やサービス・商品などをビジネス目的で周知させることを言います。

現在、広告は数えきれないほど出稿されていますが、
「広告を出したいけれど、どの媒体で出稿すれば適切なのかよくわからない…と思いながらも、何となくWeb広告が主流だからとリスティング広告を出している」といった、悩みを抱えている事業者の方が非常に多いのが現状です。
特に、地域で顧客を増やしたいとお考えの方で、流行のSNSで発信してみたけれどイマイチ効果がなくて困っている…という方も多いです。

広告は集客に大きな影響を与えます。
費用も高額になってしまうからこそ、しっかりと目的を持って選びたいですよね。

そんな広告ですが、実は種類がたくさんあることをご存じでしょうか。

広告には色々な種類がある

広告には、大きく分けて3つの種類があります。

1:インターネット広告

Web広告とも言われ、ネット上に表示される広告のことです。
ターゲティングがしやすく、効果を測定できるといった点がメリットで、表示される場所などによってバリエーションがあります。
バナー広告・リスティング広告、アフィリエイト広告、動画広告、メール広告、SNS広告といったもので、クオリティやコンテンツによって値段に幅がありますが、ネット社会である現代では比較的有効な広告方法であるといえます。

2:マス広告

テレビや新聞など、昔からずっと利用されている広告で、他に、雑誌やラジオなどがあります。大衆や群衆に情報を与える広告であり、日本の総広告費の大部分を占めています。
特にテレビ広告は、見た目やメッセージ性が高く、印象に残りやすいですが、費用は高額になってしまいます。新聞広告は、読者が中高年や高所得者に偏っていますが、8割の購読者はしっかり内容を読んでいるので、ターゲット条件が一致すれば効果が期待できるのではないでしょうか。

3:SP(セールスプロモーション)広告

セールスプロモーション広告は、販売促進を目的とした広告です。特定のターゲットに向けて、直接的な購買を促すことが可能です。顧客に向けて直接メールを配信するDM広告や、特定のエリアの居住者に向けた広告を打ち出すことができる折込チラシ広告、イベントや展示会などに出展して宣伝するイベントプロモーションなどがあります。会報誌やフリーペーパーもここに分類されます。

広告の宣伝効果

広告の第一の目的は売上効果です。
広告を出すことで、購買意欲を掻き立て購入へと促します。
それには、企業や商品への理解を深め、好感を持ってもらうことが重要です。

例えば、「人気女優を起用したお菓子のCM。女優の人気の相乗効果でお菓子の好感度も上がり、売上に繋がった」というようなことです。
広告と心理は非常に深い関係性があるのですね。
上記のような有名人を起用して…といったものは、大手企業でよく使われる手法で、テレビCMや有名雑誌広告で行われることが多いです。

自社の業態やターゲット層によって、アピールする内容は大きく変わってくるので、「この広告を使うのが一番効果的!」とすぐに決めることはできません。
一時的な集客で留まらず、繰り返して購入してもらえたり、来店してもらえたりできるように長期的に発信を考えるようにしないといけません。
自社の商品を知らないユーザーに対して、商品や店舗、サービスを知ってもらうためには、ターゲットとなる人の目にとまる広告を選ばなければ、集客には繋がらないでしょう。
この選択を間違えてしまうと、どれだけ魅力的なチラシを作ったとしても、反応がなかったり、効果が期待できなかったりしてしまいます。

チラシでの集客は効果なし?時代遅れ?


Web広告が主流になりつつある昨今、紙媒体の広告は需要があまりなく、時代遅れでは..?.と思われる方が多いです。
現に、「紙媒体のチラシを出しているけれど、反応がない・効果がないと悩んでいる」という話をよく聞きます。
確かにネットでチラシが配信される店舗が増えてはいますが、紙のチラシだと集客できないのか…といえば、そんなことはありません!

「ご近所にお住まいの方にまずは知ってほしい」
店舗周辺やその地域の生活導線に合ったエリアに絞ってのチラシ配布は、実は一番効率よく販促を行うことができる方法だと言えるのです。

紙媒体のチラシ広告の配布により期待できる効果は

  • 新規顧客が獲得でき、リピーターの確保にもつながる
  • チラシを保管してもらえる
  • 視認性が高く注目してもらえる

といったことがあります。

チラシを配布することで、エリア限定をしながら不特定多数のお客様に企業や商品、店舗などの情報を届けることが可能なので、顧客を呼び込みやすくなります。
新規開店のお店の割引券などがチラシについていて、はじめから興味があった訳ではないけれど、「近所なので行ってみよう」と思った経験はありませんか?
週末のセールの情報が掲載されたチラシを保管しておいたり、パッと見た時に目に入ったデザインのチラシを、何となく隅々まで読んでしまったということもあるのではないでしょうか。
ご高齢の方が、特売日に家にあったチラシを持参され、それを元に商品を買われるということも少なくありません。

これらも全て、紙媒体のチラシならではの特徴です。

紙媒体のチラシ配布方法

チラシ配布は、会報誌や通販の商品に一緒に同封する同封同梱広告というものもありますが、ポスティングと新聞折込が一般的です。

ポスティングは、戸建てやマンションといった住宅のポストなどに直接チラシを投函することをいいます。新聞などが投函されるタイミングとは違う時間帯に投函されるので、他のチラシと混ざることなく目を通してもらえる可能性が高まります。

新聞折込は、その名の通り新聞に折り込んで配布するものです。ポスティングより費用を抑えることができるのが最大のメリットで、購読者である高齢者の方や主婦層などへのアプローチがしやすいといえます。
新聞社によって配布できる基準が異なるため、事前にデザインチェックなどが必要です。

紙のチラシの重要性

チラシ
Web広告は、スマホやパソコンを利用する特定の消費者に配信されますが、手元に直接届くチラシはじっくり見れるので消費行動に繋がりやすいです。
チラシを見て行動する消費者のうち、約90%はチラシが手元に到着してから4日以内に買いに行くなどの行動を起こすと言われています。
つまり、新聞の折込チラシをセールの前日や当日に指定することで、集客が見込める可能性が高くなると言えるのです。

そして、新聞の折込チラシについては信用性が高いという安心感が消費者に伝わります。
実際に、折込チラシは新聞社の広告審査を通らないと配布できないので、社会的信用が高いです。特に、開店したばかりの店舗などは、認知度を上げられるだけでなく、信用も獲得できるという大きなメリットがあります。

テレビやインターネットから簡単に情報を入手できるため、新聞の購読率は年々減少しており、折込チラシの効果も下がりつつありますが、ファミリー層や高齢者層などは、今でも新聞を購読している家庭も多いので、まだまだ有効な手法だと言えます。
2020年、2021年に新聞通信調査会が行った世論調査によると、各メディアの中で最も信用しているものは新聞であるという結果が出ています。
インターネットなどで不確かな情報もたくさん発信される中、新聞は正しい情報を発信しているという認識が高く、その新聞を購読している層は、折込チラシも同時に目を通してくれる可能性が高いということです。
現に、ある企業が「新聞の折込チラシの閲覧について」の調査をしたところ、折込チラシを見る人は新聞購読者の9割弱にものぼり、そのうち50~70代の女性に至っては、ほぼ毎日見るという人が7割を超えるという結果が出ています。

そして、折込チラシはエリアを限定して配布できるので、地域に根付いて欲しいとお思いの事業主様には最適な手法だと言えるのではないでしょうか。
紙媒体のチラシも捨てたものではありませんね。
むしろ、まだまだ重要な役割を担っていると言っても過言ではありません!

集客効果を上げるためのポイント

では、ただチラシを配布すれば集客に繋がるのかといえば、そういうわけではありません。
消費者の行動に繋がるように訴えかけなければ、チラシの効果は発揮されず、見ずに捨てられてしまったり、初回で終わり…なんてことにも繋がりかねません。

反響が出るチラシを作成するために、集客をする上でのポイントをいくつかご紹介したいと思います。

「ターゲットを明確にする」

チラシを作成するにあたて一番重要なのがターゲットを明確にすることです。
例えば、大学生が多く住む地域で健康食品のセール情報やマッサージ機の割引券が載ったチラシを配布しても、集客効果は低いでしょう。
しかし、電子マネーやキャッシュレス決済を行うことでキャッシュバックなどをアピールすればどうでしょうか。消費者を想定しながらチラシを作成することで、購買意欲の向上に繋がる可能性が高くなります。

「目を惹くチラシデザインの設計」

共働き世帯も年々増えていく中で、正直、ポストや新聞に入っているチラシをじっくりゆっくり時間をかけて見るという人は少ないかもしれません。
毎日時間に追われているので、「パッと目を惹いたチラシだけ見る」という人は非常に多いでしょう。
ということは、消費者の心を掴むデザインのチラシでないと、見てもらえずに捨てられてしまう可能性もあるということです。

消費者の目を惹くチラシというのは、

  • セール商品が掲載されている
  • 大きい写真で注目してもらいやすい
  • サービスのターゲットやベネフィットが記載されている
  • クーポンがついている
  • 配色やデザインがオシャレ、または好印象

などといったものです。
レイアウトや配色は特に重要で、手に取ってもらった後に読み進めてもらえるかを左右します。
せっかくの広告費用を無駄にしないためにも、視覚的に優位となるようプロの力を借りるのは、最も効率的だと言えるでしょう。

「1回で諦めない。継続的な配布」

折込チラシやポスティングチラシは、1回の配布でリピーターを獲得することは難しいです。即効性があるので一時的に集客に繋がりやすいですが、顧客の興味が持続しにくいのも特徴です。掲載されている商品に興味がなければ、チラシ自体を破棄されてしまう可能性は高くなります。
しかし、継続してチラシを配布することで、購読者に認知してもらえるようになります。

チラシデザインならお任せを!


最近では、テンプレートを利用して簡単に安価でチラシが作成できます!といったものが増えています。
ホームページにも言えることですが、どれも似たようなもので個性がないため、確かに簡単に作ることは出来ますが、たくさんあるチラシの中から「何のチラシだろう…」と目にとまり、手にとってもらえる可能性は低くなりがちです。
せっかく作ったチラシ。オススメしたいのに、見てもらえないのは残念ですよね。

まずは、数あるチラシの中から手にとってもらうことが重要です。

  • 自社商品の良さを伝えたい
  • 新規開店、たくさんのお客様に来店してほしい
  • お客様が反応してくれるチラシを作りたい

そんな想いを、「チラシで魅せるお手伝い」をいたします。
ぜひお気軽にお問い合わせください。

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