歯科医院にホームページは無駄?本当に費用をかけるべきポイント!

インターネットの普及で「ネット検索」で歯科医院を知ってもらう機会が圧倒的に増えいます。ネット検索では、ホームページの印象が全てです。この記事では、ホームページの必要性や費用をかけるべきポイントを紹介しています。集客ででお困りの方は、ぜひ参考にしてみてください。

競争が激化!倒産する歯科医院の増加


コンビニの店舗数は約58,340件(平成31年3月時点)。
それに対して歯科医院の数は68,613件(平成30年10月時点)。

「コンビニの店舗数よりも多い歯科医院」

コンビニ業界と同様に、歯科医院も歯科業界での生き残りをかけ競争が激化しています。当然、競争から脱落した歯科医院は姿を消すことになります。
次のグラフは、厚生労働省の医療施設調査・病院報告をもとに、ここ数年の歯科診療所の動態状況をまとめたものです。

厚生労働省の医療施設調査・病院報告をもとに、ここ数年の歯科診療所の動態状況をまとめたグラフ

平成29年においては「開設・再開」した歯科診療所の数は1,835件に対して、「廃止・休止」した歯科診療所の数は2,166件と大きく上回っています。

これを単純に、1年(365日)で割ってみると、1日当あたり5件が増え、6件が消えていることになります。廃止・休止した歯科医院のなかには、多額の負債が残り「破産」「民事再生」などを余儀なくされるところも出ています。

こうした厳しい状況で生き残っていくために、歯科医院それぞれの強みや特徴の差別化が重要性を増しています。それをお客様に伝える有効な手段のひとつが、ホームページの開設です。

歯科医院のホームページの必要性

競争が激化する歯科業界ですが、家の近くに新しく歯科医院ができても、通り道にあるなど普段の生活の中で接点がなければ、気にもされないのが事実です。

ホームページで強みや特徴を上手く伝えることができれば、多くの方々に来院してもらうためのひとつの手段になります。
では、具体的に、ホームページをつくることでどのようなメリットが期待できるのでしょうか。ここでは、歯科医院のホームページの必要性を確認していきます。

  • 歯科医院の存在を知らせる
  • ホームページを開設することで、今まであなたの歯科医院を知らなかった方々に存在を知らせることができます。インターネットが普及した今、歯科医院を探すときにお客様が最初にする行動はインターネットでの検索が多いです。ホームページを開設しておくことで、歯科医院の存在や知りたい情報を知ってもらうことができます。

  • 強みをアピールポイントを伝える
  • また、お客様が歯科医院を選ぶ理由となる、知りたい情報以外の強みや特徴を伝える役割があります。例えば、歯列矯正を検討している人であれば、強みとして矯正の経験が豊富なことが伝われば、それが医院の魅力となります。また、子供の対応にチカラを入れているというのも、子供を持つ親にとっては安心につながります。

    どのような分野に力を入れているのか、どのような方針で診療をしているのかなどを伝える手段として、ホームページの開設は効果的です。

  • 初めて方の不安を解消する
  • 初めての場所に行くときって緊張しませんか?ホームページがないと、入り口のドアを開けるまでどんなところなのかを知ることができません。

    例えば、レストランを選ぶとき、全くわからないところよりも、ホームページで店内の様子やメニューを調べて、ある程度雰囲気が分かるところを選びますよね。これは歯科医院を選ぶときも同じです。初めて訪れるお客様の不安を解消するためにも、ホームページは必要です。

ホームページを無駄にしないために必要なこと


歯科医院のホームページの必要性についてお伝えしましたが、次にホームページを無駄にしないために必要な情報やコンテンツについて考えてみましょう。

歯科医院を探している人の不安を解消し、来院を促すためには何が必要なのでしょうか。

  • 診療時間と所在地
  • 歯科医院を選ぶ際に、「無理なく通院できるかどうか」はとても重要になります。そのため、診療日や診療時間、所在地など歯科医院の基本的な情報を掲載しておく必要があります。

    初めて受診される方でも迷うことなく来院してもらえるように、最寄り駅からの経路や目印となるもの、車での来院ができるかなど、お客様が知りたい情報をできるだけわかりやすく掲載するといいでしょう。また、土日や祝日の診療や、夜間診療などは強みにもなるので、わかりやすく記載しましょう。

  • 理念や方針
  • 医院の理念・方針を紹介するページも、歯医者ホームページにおける重要で強みにもなります。どのような方針で診療を行っているのか、どのように患者と向き合っているのかといって情報は、安心感につながります。その他、院長紹介やスタッフ紹介なども用意しておくと、親近感や信頼感にもつながるでしょう。

  • 院内の様子や設備の紹介
  • 不安を解消するためにも、院内の様子や設備を紹介するページは重要です。受付・待合や診療スペース、導入している機器・設備など、医院の雰囲気や清潔感などが伝わる画像がいいでしょう。

    また、最新の機器が導入されていたり、キッズスペースがあるという場合は、大きな強みになるのでしっかりとアピールしましょう。反対に、画像選びを間違えるとマイナス要素になる可能性もあるので注意が必要です。

  • 治療法や費用・症例の紹介
  • 「どのような治療を受けるのか」「どのような治療をしているのか」「費用や保険適用について」など、不安や悩みを抱える方は少なくありません。そういった方のためにも、実施している治療や症例を紹介するのも有効です。

    また、治療の基本的な流れや費用についてわかりやすく記載しておくことで、受診のイメージがつきやすく不安の解消につながります。

お客様に伝えたい情報が多くなり複雑化すると、本当に伝えたいことが伝わらない

これらは、お客様にとって必要な情報です。
しかし、ホームページに記載する情報が多くなればなるほど、お客様に伝えたい情報が多くなり複雑化、その結果、本当に伝えたいことが伝わらないとうことも。それでは、どんなにホームページに費用をかけても無駄になってしまいます。では、どうすればいいのか?

ホームページ開設のポイント


歯科医院がホームページを開設する際に重要なのは制作会社選びです。
もちろん知名度や業務実績などで選ぶのも重要ですが、もう一度立ち止まって考えてみて下さい。

「大手が作るホームページだから集客ができるのか?」

競争が激化している歯科業界において、歯科医院それぞれに独自の強みがとても重要になっています。周りと同じようなことをしていては、独自の強みは伝わりません。そこに必要なのは、あなたの歯科医院が持つ独自の価値をしっかりと理解し、その独自の価値に合わせた魅せ方をできるかどうかです。

そこで、必要となるのが「ブランディング」です。
ブランディングとは、独自の価値、すなわちブランドをしっかりと伝えることです。

「どう見せるのかではなく、どう魅られるのか」

あなたの歯科医院独自の魅力を最大限に伝え、お客様に「未来の新しい自分」を想像させることができれれば、お客様に選ばれるようになります。しかし、>実際はホームページ作成やライティングといった細かい部分にまで「ブランディング」という考え方を浸透させている制作会社は少ないのが現状です。

ブランディングは何から始めればいい?


インターネットの普及や、スマートフォンユーザーの増加によって「ネット検索」で歯科医院を知ってもらう機会が圧倒的に増えいます。近くに新しい歯科医院ができたので調べてみたという人もいれば、グーグルマップの活用で「通勤途中にある歯科医院」や「今いる場所から一番近い歯科医院」などが検索結果に表示されることも増えてきます。

ネット検索で歯科医院のことを知って人にとって、ホームページの印象が全てです。TOPページのイメージ、知りたい情報がすぐに見つかるか、勝負はほんの数秒で決まりその中で独自の価値を伝えなければなりません。ダメだと判断されれば、すぐに他の歯科医院を探すでしょう。

ブランディングにはこれが正解というものがありません。
有名ブランドでさえ、常に試行錯誤を繰り返しながら、新たな改善点を模索しながら変化しています。歯科医院も同じで、長期的にな時代の流れを見ながらブランディングを進め、日々模索していくことが確実な道のりになります。

株式会社リシンプルでは、小さな「デザイン」を積み重ね、あなたの歯科医院にある大きなブランドを一緒になって構築していくことに自信と誇りを持っています。リシンプルという名の通り、溢れている情報を見直し、本当に伝いたい独自の価値をシンプルにわかりやすく伝えることで、あなたの利益を積み上げ続けます。

本当に費用をかけるところは、ホームページ作成ではありません。あなたの歯科医院の独自の価値をブランディングすることが大切です。まずは、本当に伝えたい独自の価値を見直すことから始めてみましょう。

些細なことでもお気軽にご相談ください。
→ メールでのお問い合わせはこちら。

今あるホームページをさらに活用!


今あるホームページは、さまざまなサービスを利用することでさらに活用することができます。

  • お役立ちコンテンツ
  • あなたの歯科医院ならではのお役立ち情報を伝えるコンテンツをつくります。治療や口腔ケアの重要性を伝えることことで、受診意欲の向上につながります。その他、お客様の声やQ&Aなどはお客様目線での情報が伝わりやすいのでおすすめです。注意が必要な症状や、日頃の口腔ケアで実践したいポイントなど、お客様にとって役に立つ情報をわかりやすく伝えることを心がけましょう。

  • Googleマイビジネスやストリートビュー
  • 地域の人々にあなたの歯科医院の存在をアピールする方法としてGoogleマイビジネスやGoogleストリートビューが有効です。

    Googleマイビジネスは、Google検索やGoogleマップといったサービス上に施設の基本情報を掲載することができので、ローカルSEOに効果的です。また、新着情報の投稿や写真の追加、口コミの管理ができるので、「地域名+歯医者」といったローカル検索における存在感が向上します。

    ホームページでGoogleマイビジネスやストリートビューを活用

    Googleストリートビューは、特徴は360°パノラマ画像の中を歩き回るように閲覧することができ、院内の設備や雰囲気をよりリアルに体感してもらうことができるため、来院したことがない方でも院内の様子を詳しく知ることができます。

まとめ


今回は、歯科医院のホームページの必要性や、ポイントなどを紹介しました。競争が激化する歯科業界において、他医院との差別化や認知度の向上を考えると、ホームページの重要性はますます高まっていきます。そこで、ホームページを最大限に活用するためにはまずはブランディングです。集客するためには、お客様がどのような情報を必要としているかだけでなく、お客様に魅せる独自の価値が必要です。まずは、ホームページを無駄にしないためにも、独自の価値について改めて考えてみることが大切です。